乗組員の紹介

航海士  山川 貴子 

三重県立水産高校卒業、漁業専攻科修了後、サンエイ・マリン株式会社に平成24年4月入社。もうすぐ6年目になります。海洋エンジアリング株式会社に所属している4隻の海洋調査船のうち「第五開洋丸」へ二等航海士として乗船中です。
 生まれ育った実家の目の前は伊勢志摩の光り輝く海。小、中、高と15年間の通学、アルバイトまで定期船。遊びに食、仕事まで生活の中でずっと海が関わってきました。気が付けば学校で船について学び、船に乗る準備をしていた。海に居た。船に乗っていた。現在というような感覚です。
学校で船や海について学ぶ中、そんな好きな鯨類や海洋調査をしていて、資格が活かせる船員として船に乗る事が出来る弊社と出会い、今の職場、職業を選びました。
最初の試練は、入社2年目、6月の北海道東沖襟裳岬付近調査航海でした。計量科学魚探で、スケソウダラ魚群デ-タ採集です。30マイル沖から調査コ-スをトレ-スし真っ直ぐ陸に向け航走、海岸線1.5マイルまで接近、そして反転沖だしの繰り返し。当然この時期は濃霧のため、視界ゼロ!レ-ダ-が頼り、まさに牛乳の中を突き進んでている様です。突然ウイングの見張員から「前方に漁船発見!網ボンデン多数!近い!」ハ-ドスターボード!緊張で胃がぎゅっと収縮します。これが2ヶ月程続き本当に度胸がつきました。何事もまず挑戦!「できる」「できない」ではなくチャンスがあれば何でも一度は試してみること。技術を磨き、知識、経験値を高めること。人を使う、指示、指揮を執れるようになること。何より安全第一、事故や怪我ない航海に務めること。あらゆることに挑戦し、その経験を仕事に活かし、さらには自分の新たな発見になれば良いなと思います。

航海士 小松 聖

サンエイマリンに入社してまだ間もないですが、この短い期間でも日本全国の様々な港を回りました。弊社が運航する開洋丸船団の行動範囲は日本近海から南半球にまで及び、海洋観測に従事しています。海洋観測と一言で言ってもその中には生物、地質、化学、物理など数多くの要素を含み、それぞれ違う視点から海を知ることができます。
日々生まれる発見やまだ知らない場所への航海、それらがもたらす目新しさが調査船の醍醐味だと思います。現在乗船している第二開洋丸は世代の近い人も多く船員間の中も良く、大変居心地が良いです。調査船に興味がある方、お待ちしています。

首席機関長 吉留 英憲

昭和40年唐津海員学校、機関科卒業、同年外国航路の機関員として乗船。その後経験積み外航の冷凍船機関長職を経て平成9年9月海洋調査船、初代第三開洋丸に機関長として乗船その後、旧第七、第八、新第三、新五開洋丸経て6隻目の現在の第一開洋丸1390㌧に乗船3年目になります。
どの船も海洋調査船としての乗船中楽しい事や、苦しい事の思い出は一杯有りますが、特別な事として沖ノ鳥島珊瑚調査時、泳いで島に上陸し少量の砂浜、テトラポットに付着の貝類、蟹、小魚等又秋上空に赤トンボの群舞など思い出になっています。
機関部に関して、当社船は前身が水高、水大の練習船でしたので一般船と比べて機器類豊富で分解点検度々施行しますから、エンジニアとして豊富な知識及び技能がたくさん得られます。老若男女ぜひ当社に入社乗船せられる事を、お願い致します。

航海士 大山 美奈

私は三重県立水産高校卒業後、漁業専攻科修了のち弊社に入社しました。地元が伊勢志摩で実家も海のそばにあり、幼い頃から磯の香りを感じながら過ごして来ました。祖父、父が船乗りだったことも関係し、生活の一部に海があるというような感じでした。
成長するにつれて自分も周りも将来を考える時期に差し掛かり、その頃はまだ何をしたいかという具体的なものはありませんでした。しかし、ひとつだけ揺るがなかったのは水産高校に入学したいという思いでした。自分が将来何をしているかなんてまだ想像出来ないけれど、自分の将来を築く基盤として好きなことを学びたい。そう考えると元来好きな海以外にないと、水産高校以外に選択肢はありませんでした。今ではこの選択をした自分を褒めたいほど充実した日々を送っています。
 弊社に入社したいと思うようになったきっかけは、先に入社していた先輩です。その方は母校の先輩なのですが女性。私が本科生の時にその方は専攻科でした。航海実習に乗船した際に仲良くなり、そこで交流していきます。先輩の後ろ姿を見て「私も船に乗りたい。船について学びたい。」そういう思いが増し専攻科に進むきっかけの一つになりました。その先輩が入社した会社が弊社です。仕事内容も興味の引くようなものばかりでしたが、先輩が楽しそうにしているのが何より大きく感じました。
 そして、運良く私も弊社に入社することが出来ました。弊社の船は、漁業調査メイン、海洋調査メインと各船ごと仕様が違うので覚える仕事も多く大変な部分もありますが、徐々に仕事を覚えていくと楽しさが増す一方。毎回違うからこそ自分も成長出来ます。厳しいけれど時には優しく指導されていく中で尊敬出来る方とも出会いました。弊社に入社してからの自分は、何事にも億劫で尻込みしがちな性格も少しずつ変わり積極的な部分も出てくるようになりました。
 女性が船に乗っていると驚かれることが多いですが、弊社は女性雇用にも積極的でそこも魅力の一つでした。現実問題、船に乗りたいという女性が増えてきている中、実際に女性を雇用してくれる会社は本当にまだまだ少ない。ですが弊社は「女性も船に乗れるんだ」「こういう仕事が出来るんだ」と男社会の中に飛び込ませてくれる数少ない船会社の一つだと思います。もちろんその分ハンデも多く自分が思う以上に人一倍努力しなければなりませんが、それは覚悟のうえ。私ももっともっと精進し、さらに上を目指して会社にも社会にも貢献できるように努めたいと思います。

船長 五十嵐 洋一

船員生活も外航、内航と過ごして早45年その内30年間外航の航海士、船長として乗船しましたが会社の経営方針で4度の退社を経験、また内航には5年にて退社を余儀なくされ、ついに弊社に巡り合えることになりました。
 
入社当時は年齢的に最終の船員職と思い調査船もよしと考えお世話になる決意でありましたが、実情は一般船舶と漁船の中間的な感じの職場で漁船的感覚にはとてもついて行けそうに無く不安を覚えた事、幾度となくありました。

現在、調査は他種に渡り海洋環境、資源、地殻地質等々、日本全体を調査海域として研究者・員のより良い船内環境を築き研究成果の一端になれれば幸いと感じて勤めています。 ただ、それに併せて色々大変なこともあります。
その都度、弊社社員及び関係会社の快い対応に接し乗り越える事が出来ました。

今、10年目を迎えて、現役の船長としての職務を継続しています。また弊社は弱小ながら健康に自信あり乗船に意欲が有れば年齢に制限がなく何歳でも継続できるようにと会社スタッフが後押しする環境にあります。

今後、何年乗船出来るか分かりません出来る限り経験を生かして後継者の育成に携わりながら一層の努力が出来ればと考えています。

甲板長 坂元和治

小生、足かけ50年、外航から内航まで大型貨物船から小型船まで乗り継ぎ、世界をまたに掛け生きて参りました。そして船乗り生活最終章として、今までの多彩な海上経験を活かすため、海洋調査船をライフワ-クとし、弊社に入社しました。現在、在籍4年目を迎えております。最初の航海では水産庁系調査航海、北海道根室沖から歯舞諸島を望み、調査トロ-ル網を用いた助宗たらの資源量調査でした。助宗たらは、タラコ(九州では明太子が判りやすいでしょうか)の親魚です。これの翌年の漁獲枠を決定するため大変重要な調査です。小生は商船畑でしたので、調査とは言え、トロ-ル経験はなく当初、段取りから判らず手惑いましたが、経験豊富な乗組員に随分助けられました。
船尾から網を投入し、オッタボ-ドを最終投入、網を引きながら30分ほど航行し、いよいよ揚網です。デッキに沢山の魚が乱舞します。サンプルとして珍しい様々な魚類が揚がることもあり目を楽しませてくれます。こんな航海を二週間前後行い朝入港、冷凍保存或いはホルマリン漬けしたサンプルを研究所に送り、機材陸揚げ、次航の別の調査機材設置、搬入、こんなんで午前中迄かかります。午後からは停泊中だけしか出来ない船のメンテナンス&リペアに精を出します。たまに次航海まで3日間位の岸壁待機ができることがあります。昼は整備に明け暮れますが、夕方以降の外出は船員の大きな楽しみ。出港後の自慢のカタフリの種となり大笑いの花が咲きます。
資源系調査はまた別の趣があります。沖縄近海の熱水鉱床調査で海底から吹き上がる真っ黒い熱水噴出現場を潜行しているROVからリアルタイムの映像が届くのです。まさに特別番組の一シ-ンの様な感じです。今まさにこの足下海面下何百mのこの場所で起きていることなのです。この歳で心が熱くなりました。
小生、実はある呼吸器系の持病のため2~3ヶ月に一度ある内科に通院しています。「ドクタ-に66歳でこんな持病でもまだ仕事を続けたいのですが?」と相談したらドクタ-曰く「どうぞ!仕事を続けて下さい。でも~続けたかったら直ぐにタバコは辞めなさい。」とドクタ-のお達しです。会社の方も「ドクタ-がそう言って戴けたならぜひ頑張ってください。但し、タバコは直ちに辞めてください。」会社からもご指導戴きました。60歳代はまだ若いそうです。でもタバコまだ辞められません。
若い人や中年層の方々、体調と健康管理に気を付けて、そう、これからまだ長い人生です。この会社は船により南氷洋行きの航海の道も有ります。長い航海に成ると思いますが帰ってきたとき船乗りの格と経験者としての余裕が大きなものとなると思います。第一そう簡単に経験できませんよ。
当社には女性のクル-も乗船しています。彼女らは元気が良い。一緒に食事をし、もちろん仕事も一緒バリバリこなします。船上の女性の笑顔は良いですね。男だけの世界に無い安らぎを感じる次第です。近年では男女平等の職場ですが日本はまだまだ遅れています。アメリカではいち早く男女平等が進み港湾、船舶にも多数おります。アラスカの極寒の環境にも沢山の女性船員や女性荷役検数員が乗船してきます。長くなりました。つたない文章ではありますがこれを読んだ老若男女の皆さん!宜しかったら小生と一緒に日本の資源開発、日本の国益拡大のため汗を流してみませんか?待っています。

機関士 伊東 慎平

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